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知床の一日は驚くほど早く過ぎていきました。
それは、旅が楽しかったから時間が過ぎるのが早く感じられたというだけじゃなくって、知床がこの北海道という地の、しかも東の果てにあるという点も大きく関係しているのです。
東に行けば行くほど、日は早く昇ります。
そのかわり、日が沈むのも早いんです。
10月の第2週目の午後4時半の風景がこちら。
日の入り時刻がとっても早くなる知床では午後5時にならずして、太陽は水平線の彼方へと沈んでいってしまいます。
知床の秋は午後3時を過ぎる頃には、日もだいぶ傾きだして、すっかり夕方な気分になるので、一日が本当に短く感じるのですが、その分、キレイさも凝縮されているような気がします。
ここは、知床八景の一つに数えられている『夕陽台』
ウトロの街並みを見下ろすこの高台からは、オホーツク海やオロンコ岩も同時に見渡せ、夕暮れ時には海と空が見事なグラデーションとなって、ロマンチックな風景を作り出します。
地の果てるところという意味の知床(シリエトク)。
この場所で眺める一日の終わりは、とても感慨深いものがありました。
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